最近、SNSやYouTubeで
「知らないともらえない国のお金」
「退職した人だけがもらえる退職給付金」
というフレーズを目にする方が増えています。
タイトルだけを見ると
「退職すると国から特別なお金がもらえるの?」
と思ってしまいそうですが…
結論から言います。
「退職給付金」という給付金はない
❗「退職給付金」という名前の給付金は存在しません
退職した人全員に支給されるような
「退職給付金」という制度はありません。
では何のことかというと、
退職をきっかけに、
条件が当てはまれば利用できる可能性のある 複数の制度 を
まとめて「退職給付金」と呼んでいるだけ
というケースが多いのです。
では、どんな給付金のことを指しているの?
代表的な例を挙げます。
傷病手当金
- 会社の健康保険に加入していて
- 病気・けがで働けず
- お給料が出ない(または減っている)ときに
支給される制度です。
これは 退職時だけの制度ではありません。
退職前から受給中で条件を満たす場合に
退職後も継続受給できる可能性があるため、
「退職でもらえるお金」と誤解されています。
住宅確保給付金
- 収入が減少し、家賃が払えない
- 住まいを失いそう
というときに利用できる制度。
退職して収入がなくなり、
貯金も少ない場合などに対象となるケースがあり、
退職=必ずもらえるわけではなく
生活状況や収入条件が厳しくチェックされます。
このほかにも
- 失業保険(基本手当)
- 再就職手当
- 求職者支援制度
- 高年齢求職者給付金
など、状況によって利用できる制度はいくつかありますが、
「退職したら手続きさえすればもらえるお金」は存在しません。
SNS・YouTubeの情報には要注意
最近の情報発信は
✔ タイトルを強くする
✔ 不安をあおる
✔ 「知らないと損する!」と言い切る
こうした傾向が強く、
フォロワーを増やすために内容が過激になりがちです。
もちろん中には有益な情報もありますが、
制度は人によって適用条件が違います。
本当に損をしないために
無料の情報に振り回されて
誤った判断をしてしまうよりも、
ときには
お金を払ってでも専門家に相談する方が
結果的に安心で確実 です。
相談先は?
まずはハローワーク
- 失業給付のこと
- 再就職手当のこと
- 求職支援のこと
無料で相談できます。
でも、その前に ― こんな不安ありませんか?
- 失業給付って、私の場合いくら?
- どれくらいの期間もらえる?
- 退職後の住民税ってどうなるの?
- 国民健康保険はどれくらい負担になる?
- 退職後の健康保険は、任意継続と国保どっちがいい?
- 貯金、どれくらい必要?
こういった 「全体的なお金の見通し」 は
個別に整理してもらえた方が安心です。
退職は、不安も大きく、
これからの人生を考える大切なタイミング。
だからこそ、
・正しい情報を知ること
・自分の状況に合った制度を選ぶこと
・使える制度は上手に活用すること
これがとても大切です。
会社を辞めたい
そのあとどうする?
生活は大丈夫?
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退職して起業するなら売上はどのくらい必要?
そんなお悩みがあるときは、相談してくださいね。
