「教育資金はある程度貯金してきたけれど、子どもが高校生になって、大学進学を目前にしたとき、全然足りていない・・・」
そんな不安を抱えるご家庭はとても多いです。
私自身も、高校生の頃、両親が私の大学進学のお金がないことでとても悩んでいたことがあります。
授業料や入学金だけでなく、塾代や下宿費用など想定外の出費が重なり、家計はいつもギリギリ…。
子どもながらに“お金で苦しむ親の姿”を見てきた経験から、教育費不足の不安はよくわかります。
そんなときに頼りになるのが「奨学金」。
でも、借りる金額を間違えると後々大変なことにも…。
奨学金を借りすぎて、返せない、などの問題も多く耳にしますよね。
子どもを大学に行かせたいけれど、教育資金が足りない。
奨学金を借りるにもいくら借りたらいいの?
今回は、そんな方のために奨学金を借りるときのポイントを、わかりやすくお話ししますね。
奨学金を借りる前に
奨学金を借りる前に、まずご家庭でやるべきことがあります。
大学に進学したらいくらかかるか計算
まず、お子様が行きたい大学の入学金や学費を調べます。
大抵の大学のホームページには、入学金や学費、施設設備費などが掲載されていますので、
4年間でどのくらいお金がかかるか調べましょう。
また、入学前は、学費以外にもいろいろとお金が必要です。
- 入学式のスーツ代
- パソコン・タブレット
- 教科書
また、県外の大学に進学する場合は、下宿代も必要です。
大学に寮はないか
大学周辺の一人暮らし用のアパートはいくらするのか
全国大学生活協同組合連合会のホームページで、
大学進学にかかる費用、具体的な数字が出ていますのでこちらも参考にしてくださいね
入学までにかかる費用はどの大学も一緒ですか?|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)

教育資金いくら準備できる?
次に、お子様が大学に行くまでにいくら準備できるか、計算しましょう!
- 学資保険の満期のお金
- 学費に使っていい貯蓄額
- 進学までにこれからいくら貯めることができるか試算
- 家計から毎月出せる金額
この時は、家じゅうのお金をかき集めましょう。
使っていない銀行口座にもいくらか残っていないか。
不用品を売ってお金にできないか。
とにかくお金をかき集める。
そして、これから貯金できる金額を計算。
家計の中で見直しができるところを見直す。
できるだけのことをやってどれだけお金を出せるか計算します。

奨学金はいくら借りる?
大学進学にいくらかかるか
そして、
今我が家でいくら準備できるかわかったら、
足りない分はどうやって補うか考えます。
例えば、
大学進学に学費だけで450万円かかりそう
我が家で準備できるお金は150万円
入学金と初年度の授業料で150万円は使いそうです。
問題は2年生からの授業料
奨学金(第一種)で補うとしたら、私立大学の場合は54,000円まで借りることができます。
でも、54,000円マックス借りても、約64万円です。
大学の一年間の学費は約100万円
少し足りません。
利子がかかる第二種奨学金を借りてもいいのですが、
そうすると、卒業後の返済が大変になります。
足りない分は、これから毎月の家計を見直して貯めてカバーすることにします。
毎月54,000円借りると、
4年間で約260万円
卒業後毎月2万円返済していくと、11年弱で返済が完了することになります。

お子様のアルバイト代
大学生活では、サークル活動や学校での食事代
そのほか、教科書代や研修に参加するお金もかかってきます。
それはお子様のアルバイト代で補っていくことも考えましょう。
ただし、学業優先です。
そうなると月3万円から5万円
でも、学校に慣れるまではアルバイトもできないので、夏休みくらいからかなとか
こんな感じで考えてみましょう。
そうすると、
1年生の時は8月くらいからアルバイトを始めて月4万円
1年生の間は32万円くらい
2年生~4年生は48万円くらい
4年間でだいたい176万円くらい

家計も見直しを
今あるお金と奨学金で学費を準備できそう
子どもの学生生活を楽しむためのお金はアルバイト代で
そのほかにも家計も見直していきましょう。
固定費
家計の見直しのキホンは固定費からです。
固定費で見直しできるものは何があるかリストアップしてみましょう
- 生命保険料
- 固定電話代(使っていないなら解約)
- スマホ代
- 毎月のサブスク
- 見ていない新聞代
- 子どもの習い事
- ログインしていないオンラインスクール
- 通っていないジム
- クレジットカードの年会費
- ATMの手数料
- マンガの課金
- 雑誌の定期購読
毎月のクレジットカードや通帳を見て、解約してもいいものはないか探しましょう。
毎月1,000円以下でも、いくつもあればひと月5,000円くらい見直せます。
変動費
固定費のほかにも、毎日の生活の中でムダがないか見直してみましょう。
- 外食のお金
- コンビニでレジの近くに合ったおやつを買ってしまう
- 自動販売機で買うお茶
- ついつい利用するカフェ代
- 買ったけど着ていない洋服
- よく腐らせてしまう食材
- 時間外に払うATMの手数料
- 使うと思って買ったけど使っていない100円均一のもの
- ネイル代
- 効果のない健康食品・サプリ代
毎日使っているお金ですが
お金の使い方には、自分の行動のクセが表れます。
自動販売機で毎日飲み物を買う人は、
水筒を持参してみる
自動販売機ではなくて、スーパーで買う
なんとなくカフェに立ち寄る人は
カフェに立ち寄る回数を減らす
時間外にATMを利用することが多い人は
手数料のかからない時間内にATMを利用する
いつも同じ野菜を腐らせてしまうことが多い人は
その野菜は1つずつ買う
同じような洋服を買ってしまう人は
持っている服を一回写真に撮る
通販でついつい買い物をする人は
その時にポチらないで数日たって本当に欲しかったら買う
変動費は行動を変えるだけで見直せるものも結構あります。
固定費と変動費を見直すとひと月5万円見直せる方もいらっしゃいます。
お子様の教育費を考えると同時に
自分の家計も見直してみましょう!
教育費は待ったなしで必要になる一方で、
奨学金や家計の見直し、
老後資金とのバランスなど、家庭ごとに状況はまったく違います。
「うちの場合は、どのくらい借りて大丈夫?」
「働き方を変えたら家計はどうなる?」
「老後は本当に大丈夫?」
そうした疑問や不安は、ネットや本だけでは解決できない部分なんです。
ひとりで解決するのが難しい場合は、
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